「胸郭運動システムアプローチ講座2期生」(全5回)
第1回目 2018年 7月22日(日)
講 師:柿崎 藤泰(文京学院大学)
テーマ:胸郭運動システムの再建法
- 胸郭運動システムの基礎 ① -
7/22(日)に、「胸郭運動システムアプローチ講座 2018下半期(2期生)」の第1回目を開催致しました。
この講習会は胸郭をテーマにもっと深く、もっと密に学びたいとご賛同いただいた先生方と一緒に、胸郭運動システムの再建について探求していく、全5回シリーズのセミナーです。胸郭運動システムの再建における基礎から臨床応用までで、【理学療法介入を胸郭から行うことができ、臨床結果を引き出せること】を目標としています。また、臨床に対しての熱い思いを持たれている受講生同士の横のつながりを作っていただくことも、もう一つの目標としています。
さらに、この講習会の特徴としては、講師の他に数名のサポート体制を強化し、胸郭運動システムの再建法を深く学ぶうえで、ご理解し難いところなどをその都度気軽に聞いていただける環境を整備致しております。学んでいただいたことを翌日の臨床ですぐお使いいただけるよう、より細かいポイントや手の置き方などをお伝えしたい思いがあります。
今回は第1回目ということで、適度な緊張感の中、胸郭運動システムの概要について実技を交えながら学んでいきました。簡単なポジショニングを通して胸郭の変化を追うこともでき、初めて学ぶ受講生は驚きが多かったようです。何度もご参加いただいた受講生もいらっしゃり、理解がより深まったというご意見も頂戴できました。
会の最後は懇親会でした。初回ということで受講生のもとに講師が回り、お話をされているのが印象的でした。すでに受講生間で横の繋がりを作られたところも見受けられ、またセミナーに対する思いなども聞くことができ良い懇親会となりました。次回の懇親会では、今回学ばれたことを臨床で生かし、さらに疑問点などを一緒に解決していき、会を成熟させていきたいと考えております。
開催場所:Breathing Care Tokyo(最寄駅:JR秋葉原駅 徒歩10分)
〒110-0016 東京都台東区台東1丁目23-12 パールヨットビル 2F
お申し込み先・お問い合わせ先:
HP: https://www.breathingcaretokyo.com/
Mail: breathingcaretokyo@gmail.com
「胸郭運動システムアプローチ講座2期生」(全5回)
第2回目 2018年 8月19日(日)
講 師:柿崎 藤泰(文京学院大学)
テーマ:胸郭運動システムの再建法
- 胸郭運動システムの基礎 ② -
8/19(日)に、「胸郭運動システムアプローチ講座 2018下半期(2期生)」の第2回目を開催致しました。
今回は第1回目の復習から始まり、午前中は3つの特徴的な胸郭運動パターン、下位胸郭のWrapping action、EIM、FIMの考えなどを、座学中心に学んで行きました。
対角線の関係をもつ胸郭運動の考えは、今までの概念になく、セミナーの中で多くの方がつまずきやすいポイントの1つです。Openedで、Closedで、椎骨がそれぞれどう動くか、それに伴って肋骨はどう動くか、そのような基本的事項を最初に学ぶことで、その後の内容がスムーズに入ってきたようでした。
また、Core Fitを着た際の椎骨の動きの変化を追うことで、介入後の目標値となる状態も感じることができました。
午後は、肋骨の評価(視診、触診)、上位胸郭へのポジショニングまでを行いました。触診による評価は左右差を感じ取ることや肋骨の押す方向など、難渋することも多かったようですが講師の先生や4名のスタッフが回り、一つ一つ丁寧に確認することができました。
会の最後は今回も懇親会を開催しました。受講生同士の横のつながりが少しずつ出来ているように感じます。次回も楽しみです!
開催場所:Breathing Care Tokyo(最寄駅:JR秋葉原駅 徒歩10分)
〒110-0016 東京都台東区台東1丁目23-12 パールヨットビル 2F
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「胸郭運動システムアプローチ講座2期生」(全5回)
第3・4回目 2018年 10月28日(日)
講 師:柿崎 藤泰(文京学院大学)
テーマ:胸郭運動システムの再建法
- 胸郭運動システムの基礎 ③④ -
10/28(日)に、「胸郭運動システムアプローチ講座 2018下半期(2期生)」の第3回と4回目を開催致しました。今回は台風の影響で日程変更があったため、セミナー時間も通常の1.5倍!!時間も内容もボリューミーとなりましたが、早速振り返っていきます。
まずは第2回目の復習から始まりました。受講生の皆さんが実際に胸郭運動システムを臨床で生かしてくださっており、「肋骨の回旋方向は?」「隠れ右偏位?」など、2か月分間で溜まった疑問一つ一つお答えしながら復習していきました。やはり、その都度時間をかけながら疑問にお答えできるということはこの講座の強みでもあります。
午後は胸郭運動システムの異常が与える下位胸郭や浮遊肋のアライメント変化、それによって生じる下肢への影響について学んでいきました。ポジショニングで使用するCORE Fit Ballを挿入することで変化する下腿の筋緊張を触診しながら下向性に起こる胸郭運動システムを学んでいきました。
次に頚部および肩と上位胸郭の関係を中心に解説があり、その関係を再建するための評価や介入を行いました。この部分は運動イメージや動作指示が難しい部分でもありますが、講師が一人一人のベッドを回りながら確認させていただきました。
会の最後は恒例の懇親会を開催しました。受講生同士が臨床での経験を語り合う姿が印象的でした。
このコースで出来た横のつながりを大切にしてもらえればと思います。次回も楽しみです!
開催場所:Breathing Care Tokyo(最寄駅:JR秋葉原駅 徒歩10分)
〒110-0016 東京都台東区台東1丁目23-12 パールヨットビル 2F
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「胸郭運動システムアプローチ講座2期生」(全5回)
第4・5回目 2018年 11月25日(日)
講 師:柿崎 藤泰(文京学院大学)
テーマ:胸郭運動システムの再建法
- 胸郭運動システムの基礎 ④⑤ -
11/25(日)に、「胸郭運動システムアプローチ講座 2018下半期(2期生)」の最終回を開催致しました。気が付けば2期生の講座もfinalとなりました。名残惜しさもありますが早速振り返っていきたいと思います。
第4回と5回目の内容としましては、前回学んだ上位胸郭と肩の関係を再建するための介入の復習から始まり、補助的介入までの一連の流れを実践しました。
その後は下位胸郭への介入(Wrapping action)、浮遊肋への介入(FIM、EIM)の実技を学んでいきました。浮遊肋の非常に小さな運動変化を追うことや運動方向の誘導は容易ではありませんが、5か月間で計25時間胸郭についてみっちり学ばれた先生たちです!!皆さん適切な方向へ変化を促し、結果に結びつけていました。
全5回のセミナーを通して、胸郭運動システムの再建における基礎から臨床応用までを最後まで進めることができました。先生方から臨床での実践の話を伺ったり、実際の手つきを拝見したりすると、セミナーの回数を重ねるごとにどんどん上達しているのが分かりました。この胸郭運動システムアプローチ講座の目標でもある「理学療法介入を胸郭から行うことができ、臨床結果を引き出すことができる」ということを皆様が達成しているように感じました。
セミナーの最後は、講師から受講生一人一人に修了証をお渡しさせていただきました。皆さん達成感が感じられる良い顔をされていました。セミナー後は懇親会を当施設内で行いました。最終回ということで多くの先生方にご参加いただきました。他施設の先生同士で実際の臨床への実践場面についてお話される姿もあり 情報交換や懇親される姿を拝見することができ、もう一つの目標であった「受講生同士の横のつながりを作る」ことも達成できたかと感じました。
胸郭運動システムアプローチ講座 2018下半期 2期生の受講生の皆様、ご参加いただき本当にありがとうございました。今回は台風による日程変更でご迷惑おかけしましたが、無事に終わって何よりです。これで本年度の胸郭運動システムアプローチ講座も終了となります。来年度も引き続き講座を行っていきますので、ぜひご参加ください。
開催場所:Breathing Care Tokyo(最寄駅:JR秋葉原駅 徒歩10分)
〒110-0016 東京都台東区台東1丁目23-12 パールヨットビル 2F
お申し込み先・お問い合わせ先:
HP: https://www.breathingcaretokyo.com/
Mail: breathingcaretokyo@gmail.com