「胸郭運動システムアプローチ講座4期生」(全5回)
第1回目 2019年 7月21日(日)
講 師:柿崎 藤泰(文京学院大学)
テーマ:胸郭運動システムの再建法
- 胸郭運動システムの基礎 ① -
7/21(日)に、「胸郭運動システムアプローチ講座 2019下半期」の第1回目を開催いたしました。


この講習会は胸郭をテーマにもっと深く、もっと密に学びたいとご賛同いただいた先生方と一緒に、胸郭運動システムの再建について探求していく、全5回シリーズのセミナーです。胸郭運動システムの再建における基礎から臨床応用までで、【理学療法介入を胸郭から行うとができ、臨床結果を引き出せること】を目標としています。また、臨床に対しての熱い思いを持たれている受講生同士の横のつながりを作っていただくことも、もう一つの目標としています。



4期生の初回ということで、、、、初回は何度やっても緊張の連続です。毎回同じことを言っているような気もしますが、これは本当です。数ある講習の中から、この講習を選んでいただいていますので、自然と力が入ってしまいます。受講生の皆様、これから約半年間よろしくお願い致します。



また、この講習では講師の他に数名のサポート体制を強化し、胸郭運動システムの再建法を深く学ぶうえで、ご理解し難いところなどをその都度気軽に聞いていただける環境を整備致しております。
やはり、「明日からの臨床で結果を引き出す技術を習得する」という高い目標のため、実技が多めの構成とし、評価の目線や手の置き方、より細かいポイントなどをお伝えしたい思いがあります。



初回の内容は、導入といたしまして胸郭運動システムの概論を説明させていただきました。理論はそこそこに、まずは簡単なポジショニングを通して胸郭のコンディションを変化させることで四肢の筋出力が大幅に変化する現象を見て頂きました。



たった数秒で筋出力が低下したり増加したりする現象を目の当たりにして、驚きが大きかったようです。誰しも普段の臨床で効果的な介入ができていない例があると思います。そのような症例に対して今回行ったポジショニングを実施してみてください。そして、普段の反応との違いをお聞かせ下さい。
次回以降はなぜそのような現象が起こるのか?どのように改善に導けば良いのか?といった理論と技術をより深くお伝えしていく予定です。


会の最後は施設内で懇親会を行いました。初回ということで多くの受講生に参加頂きました。講習に参加して頂いた経緯や想い、意気込みなども聞くことができ、受講生の先生方の熱量を感じることができました。同じ意志の元に集まっていただいた「同志」として、この縁を大切に、受講生同士の横のつながりも深めていただければ幸いです。今後ともよろしくお願い致します。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。胸郭運動システムアプローチ講座はありがたいことに、現在5期生(2020年2月~6月開催)まで満員となっております。6期生の募集も日程が確定次第、募集させていただきます。
また、福岡、豊橋(地方都市開催)でも同コースを開催予定です。ご興味のある先生はどうぞご検討ください。お待ちしております。
開催場所:Breathing Care Tokyo(最寄駅:JR秋葉原駅 徒歩10分)
〒110-0016 東京都台東区台東1丁目23-12 パールヨットビル 2F
お申し込み先・お問い合わせ先:
HP: https://www.breathingcaretokyo.com/
Mail: breathingcaretokyo@gmail.com
「胸郭運動システムアプローチ講座4期生」(全5回)
第2回目 2019年 8月18日(日)
講 師:柿崎 藤泰(文京学院大学)
テーマ:胸郭運動システムの再建法
- 胸郭運動システムの基礎 ② -
8/19(日)、東京は気温35℃を超える猛暑の中、「胸郭運動システムアプローチ講座 2019下半期」の第2回目を開催いたしました。


今回は、第1回目の復習から始まりました。また、胸郭運動システムの考えを用いて臨床応用するとどのような結果が得られるのか、実際の利用者様の動画で介入前後を比較して解説しました。高校球児のピッチング障害に対して、胸郭への介入のみで技術指導を全くしていないにも関わらず、手の振りの変化や軸回旋がスムーズに生じるなどの変化を見ていただきました。


その後は、上下の関係をもつ胸郭運動パターンについて学んでいきました。この部分の評価は呼吸に伴う胸骨のわずかな角度変化を感じとる技術が求められます。非常に難しい部分でもありますが、歩行においては後足部の評価につながるため、とても重要な点でもあります。評価の精度を上げるため、Padを用いたスクワット動作などの補助評価を行い、様々な観点からの評価を行いました。
また、セミナーの中では、講師が臨床を行っているなかで新たに感じたことや疑問と感じていることなどを受講生に投げかける場面も見られました。常にアップデートされる内容を学べるのは、この5回コースならではです。

